カリブ海の島国ハイチ共和国は、国内米より輸入米が安いことで自給自足が崩壊した。写真は、高原から産出する泥土状の黄土を布で濾し、小麦を3~4割程度混ぜた泥クッキー(mud cookies)を天日乾燥する風景である。この泥には酸を中和する作用があり、カルシウムが豊富に含まれていることから、昔から女性や子供たちに珍重されてきた。しかし、水害や震災で食糧難となり、コメが食べられるのは週1回となった。泥クッキーは、トウモロコシやポテトが買えない貧困層の飢えをしのぐ非常食になった。
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