液性限界は代表的Ca型ベントナイトであるS-17とS-18が110~200 % であり,その他の一般のNa型ベントナイトが300~700 % の範囲である。特に米国ワイオミング産ベントナイト ( S-1~S-8 ) は500 % 以上の高い液性限界を示している。収縮限界はGM/GCLからのS-19とS-20がとくに低い値を示しているのは水溶性有機高分子系接着剤処理の効果と考えられる (表-5.1)。この2試料を除く18試料については約15~23 % (平均約19 % )の範囲で大略一定の値にある。したがって塑性限界と収縮限界の差は約20~50 % (平均約30 % ) となり,全試料について塑性限界と収縮限界の逆転は現れなかった。